不動産選びのポイントはいくつかあり、建物構造も注目すべき項目のひとつです。
頑丈さに定評のある鉄筋コンクリート造から、以前は日本で主流だった木造までさまざまな建物構造があり、迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、不動産購入を検討している方にむけて、木造のメリット・デメリット、どのような方におすすめなのかを解説します。
不動産を購入するなら建物構造に注目！木造のメリットとは？
木造の建物のメリットは、建設費用があまりかからず、ほかの建物構造と比較すると大幅に購入費用を抑えられる点です。
また、間取りの可変性が高く、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
そして鉄筋コンクリートと比較すると、梁がない分デッドスペースがなくなることも魅力のひとつです。
以前は耐久性が低いイメージもありましたが、建築技術や素材の発展のおかげで、現在は安全な建物もたくさん存在します。
木材は無線電波をとおしやすく、モバイルWi-Fiの通信がしっかり安定しているのも木造ならではの特徴です。
不動産購入で知っておくべき木造のデメリットとは？
ほかの構造と比較すると、木造は防音性が極端に低いデメリットがあります。
また、通気性が良い分保温性が低く、冷暖房効率が悪くなるのも難点のひとつです。
新しい物件ではさほど気にする必要はありませんが、築古物件は使われている木材がすでに傷んでおり、耐火性や耐久性に問題があることも想定しておかなければなりません。
木材や建材に燃えやすいものを使用している場合もあり、そのような物件は火災発生時の火の回りが早いため、気を付ける必要があります。
シロアリやキクイムシに弱く、虫害が発生しやすいことも覚えておきましょう。
建物構造で木造がおすすめなのはどのような場合？
他の条件はさておき、どうしても費用を抑えたい方には木造がおすすめです。
しかし、法定耐用年数は22年とほかの建物構造よりも短く、築22年を越える物件を購入するときは住宅ローンの審査にとおりにくくなることに注意しておきましょう。
また、法定耐用年数は建物の寿命のことではなく、メンテナンスしだいでは22年よりももっと長く暮らすことも十分可能です。
家のメンテナンスに時間を割ける方にはとくにおすすめといって良いでしょう。
そして、吸湿性に優れていて四季の変化に強い特徴から、高い調湿性を求めている方にもおすすめできる建物構造です。
日本の気候にあった建物構造であり、湿気の多い日本の気候が苦手な方との相性が良いといえます。
まとめ
木造は、建物構造のなかでも費用が抑えられ、新しい建物であれば以前と違って耐久性に不安はありません。
しかし、防音性や保温性の面ではほかの建物構造よりも劣る場合が目立ち、古い建物の場合は木材の傷みにも注意が必要です。
とにかく費用を抑えたい方にぴったりといえるでしょう。
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